遺伝という現実
世の中には残念なことに自分の意向には関係なく、
親の遺伝子を受け継ぐ事があります。
もちろん、悪いことばかりでなくいい事もあります。
例えば僕の体験を言えば、
小学校時代、別に大した勉強もしないのに成績は常にトップクラス!
みんなに羨まれ「一体どうやったらあんないい成績を取れるの?」って、
こんな質問を受けたこともしばしばでした。
何故なら「自分に特別勉強をした!」と言う感覚がないから、
質問に答えようがないと言うのが本音でしたから。
ところが、こんないい事ばかりではなく、
引き継ぎたくない事も引き継いでしまい、悩むことになってしまったんです。
そうです「ハゲ」です。
小さい頃から親父の頭を見てるから、
子供なりに「大人になったらああなるのか・・・?」と考え
陰鬱な気持ちに駆られたものです。
これは薄毛・ハゲの遺伝を引き継いだ者にしか分からない感情でしょう。
誰も好き好んで「ハゲ」になる訳ではありませんが、
これは致し方ない現実です。
薄毛、ハゲの対処に苦労している現実
では、どうしたらその現実から逃れられるんでしょうか?
皆さん、いろんな事をやられるようです。
テレビ・雑誌・ネット等で見聞きした方法から自分に合っていそうなものを
一度や二度は試していると思います。
が、残念ですが現実にはそんな簡単に解決する事ではありません。
そこで誰しも考えるのが、それを少しでも隠そうとして
ヘアースタイルを変えたり、かつら(アデランスとか)を使用したりします。
かつら業界がこれほど成長するのもつまり、愛用者が多いことを
物語っていると思います。
街を歩いていて、たまに見かけることがありますが、髪の分け方が極端で、片方の髪の毛を反対側に引っ張り、崩れないようにスプレーで固めている人もいらっしゃいます。
並々ならぬ努力だと思います。
ハゲている人の苦労が分かる
ある日、こんな光景を見かけました。
私の前方で信号待ちしている人が、逆方向からの強風で、
固めたはずの髪がまるで鍋の蓋を開けるように持ち上がってしまうという
ことがありました。
ご本人のことを考えると笑ってはいけないのですが、
周りの人たち数人が「クスッ!」。
それを目の当たりに見た私も思わず心の中で笑ってしまいました。
と同時に自分の未来を見ているようで、ハゲている人の苦労が分かるように
思えたものです。
薄毛の状態がさらに進んでハゲてしまわないように、
今のうちから対策を練らなくては、とは思っていますが、
では具体的にどうしようかという考えまでにはいかず、悶々としています。